エンド・オブ・ウォッチ LOADER 0%
L.A.

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TILL IN THEATERS

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  • ★★★★ 素晴らしい! ここ数年の警察映画の最高作。 ―ロジャー・エバート(映画評論家)
  • 警官たちの人生を鷲づかみにした傑作だ。 ―ウィリアム・フリードキン監督
  • 最前線で闘い続ける警官たちに、真の敬意を払った作品。 ―Rolling stone
  • 身震いするほど、すべての瞬間に息遣いと鼓動を感じる。臨場感の宝庫! ―EXTRA
  • 超パワフル! ゾッとするヴァイオレンスとユーモアが満載。 ―Los Angeles Times
  • 今年一番ワクワクした! ―Newsweek
  • 恐ろしいほど刺激的で、エモーショナル!  ―BOXOFFICE MAGAZINE
  • ギレンホールとペーニャの完璧な存在感。観客に警察バッジを突きつけ、リアルな警… ―Talking Pictures On Demand
  • “現場にいる”錯覚に、アドレナリンが止まらない! ―WFLA-TV(NBC)
  • 『明日に向って撃て!』以来の相棒映画の傑作。 ―Huff Post Entertainment
  • デヴィッド・エアー監督は、再び警察映画に革命をもたらした!この衝撃は、私たち… ―WTTG-TV (FOX)
  • 『アンダーカヴァー』以来の最高の警察映画。『トレーニング デイ』以来の記憶に残… ―SALON.COM
  • こんなにリアルな映画を観たことがない! ギンレンホールとペーニャの友情は本物だ! ―IGN.COM
  • 今年最高の1本!  ―PETE HAMMOND
  • 完璧だ!! ―TALKING PICTURES ON DEMAND
  • 内臓をえぐられるほど刺激的!! ―ENTERTAINMENT WEEKLY
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世界でもっとも危険な街L.A.の年間犯罪数を東京と比べてみる
潜入!サウス・セントラルの【リアル】衝撃映像解禁!!
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映画『エンド・オブ・ウォッチ』公式サイト || Blu-ray&DVD 2014年2月8日 ON SALE
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犯罪都市L.A.重犯罪発生の瞬間を距離[ゼロ]の臨場感で目撃するポリス・アクションの新境地! INTRODUCTION
『エンド・オブ・ウォッチ』は、ロス市警パトロール警官たちの、常に死と隣り合わせの日常と警官同士の厚い友情を描いたポリス・アクション。警官たちやギャングたちが手にしているデジカムや、パトカー内に搭載されたダッシュボード・カメラなど、常に4機のカメラによって【目撃】されたL.A.犯罪最前線が、凄まじいリアリティとかつてない臨場感で見る者を圧倒する。昨年9月の全米公開時には興収1位の大ヒットを記録し、ポリス・アクションの最高傑作『フレンチ・コネクション』の ウィリアム・フリードキン監督のツイッターでの激賞を筆頭に、有力批評家たちから高い評価を勝ち得た。
白人警官テイラーにはジェイク・ギレンホール。『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞助演男優賞候補となったこの若き演技派は、本作のシナリオに惚れ込み出演を快諾。自ら製作総指揮にも名を連ねている。メキシコ系警官ザヴァラにはマイケル・ペーニャ。アカデミー賞作品賞受賞作『クラッシュ』の名演で注目され、 近作『L.A.ギャング ストーリー』でも警官役で出演している。固い絆で結ばれた警官コンビを演じるにあたり、2人は撮影開始5ヶ月前からロス市警に同行、実地訓練を受け、パトロール警官の考え方や行動様式を身に付けて撮影に臨んだ。テイラーの恋人役には『マイレージ、マイライフ』のアナ・ケンドリック、そしてザヴァラの妻役に『デス・レース』のナタリー・マルティネス。2人の女性たちの存在が、緊張感に満ちたストーリーの中で心休まるエピソードとなっている。 また、監督・脚本・製作は、鬼才デヴィッド・エアー。デンゼル・ワシントンにアカデミー賞主演男優賞をもたらした『トレーニング デイ』の脚本で名を上げたエアーは、生粋のサウス・セントラル育ち。警官とギャングたちとの生々しいセリフの応酬やアクションを捉えるライヴ感に満ちたカメラワーク、それに加えロス市警の全面協力・監修を受け、エアーの演出は、犯罪都市L.A.の剥き出しの日常と、相棒のためには命を捨てることも辞さない制服警官たちの固い絆を浮き彫りにした。
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SOTRY サウス・セントラルのある日…
“天使の街”ロサンゼルス。その一角に位置する重犯罪多発地区サウス・セントラル。黒人系ギャングとヒスパニック系ギャングの抗争が絶えない全米最悪の危険地帯。中でも特に危険なニュートン地区を担当する白人警官テイラー(J・ギレンホール)とメキシコ系警官ザヴァラ(M・ペーニャ)は、署内でも屈指の検挙率を誇る名コンビ。パトカーの中で1日のほとんどを過ごす彼らは、緊急連絡を受けると同時に現場へと急行する。 そんなある日、パトロール中に通報を受けて踏み込んだ一軒屋で、2人は見てはならないメキシコ麻薬カルテルの秘密に触れてしまう。組織から密殺指令が出され、テイラーとザヴァラは待ち伏せしていたヒスパニック系ギャングたちに急襲される。銃弾をかいくぐり、2人は決死の反撃を開始するが―。
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ジェイク・ギレンホール(ブライアン・テイラー巡査/製作総指揮)「この映画は制服警官たち特有の固い絆を描いているところに意味がある。脚本を読んですぐにそのことを感じたよ。それが同じジャンルの他の映画との大きな違いだ。全てがリアルなんだ。」 マイケル・ペーニャ(マイク・ザヴァラ巡査)「警官たちの同志愛、そのリアルな描かれ方に心打たれたね。アクションシーンもワクワクしたけど、二人がただ話しているだけのシーンもまたデヴィッド・マメットの戯曲のように面白いんだよ。」 アナ・ケンドリック(ジャネット) ナタリー・マルティネス(ガビー・ザヴァラ)
ジェイク・ギレンホール(ブライアン・テイラー巡査/製作総指揮) マイケル・ペーニャ(マイク・ザヴァラ巡査) アナ・ケンドリック(ジャネット) ナタリー・マルティネス(ガビー・ザヴァラ)
1980年12月19日生まれ、ロサンゼルス出身。
『ブロークバック・マウンテン』(05)の名演で英国アカデミー賞助演男優賞を受賞。米アカデミー賞助演男優賞にもノミネートされた若き演技派。本作品でもブロードキャスト映画批評家協会賞のアクション映画男優賞、ピープル・チョイス・アワードのフェイヴァリット・アクター賞にノミネートされた。映画監督のスティーヴン・ギレンホールと脚本家/製作のナオミ・フォナーの間に生まれ、姉は女優のマギー・ギレンホール。『シティ・スリッカーズ』(91)で子役として映画デビュー。両親が監督・脚本を手掛けた『欲望』(93)に姉のマギーと共演後、『遠い空の向こうに』(99)に初主演して高い評価を得る。以降、『ドニー・ダーコ』(01)、『ムーンライト・マイル』『グッド・ガール』(02)、『デイ・アフター・トゥモロー』(04)、『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』『ジャーヘッド』(05)、『ゾディアック』(06)、『マイ・ブラザー』(09)、『ラブ&ドラッグ』『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』(10)、『ミッション:8ミニッツ』(11)などに出演。現在、『Nailed』『An Enemy』『Prisoners』が全米公開待機中。 以降、『ドニー・ダーコ』(01)、『ムーンライト・マイル』『グッド・ガール』(02)、『デイ・アフター・トゥモロー』(04)、『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』『ジャーヘッド』(05)、『ゾディアック』(06)、『マイ・ブラザー』(09)、『ラブ&ドラッグ』『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』(10)、『ミッション:8ミニッツ』(11)などに出演。現在、『Nailed』『An Enemy』『Prisoners』が全米公開待機中。 1976年1月13日生まれ、シカゴ出身。アカデミー賞作品賞受賞作『クラッシュ』(04)の錠前師役で注目され、共演者たちとゴッサム賞アンサンブル演技賞にノミネートされた。本作ではインディペンデント・スピリット・アワード最優秀助演男優賞、MTVムービーアワード最優秀ラテン系アクターの2つの映画賞でノミネートを受けている。メキシコ系移民の一家に生まれ、ロスに移住した90年代半ば以降、「NYPD BLUE~ニューヨーク市警15分署」(96~97)、「ホミサイド/殺人捜査課」(97~98)、「ER 緊急救命室」(02~03)など、数々のTVシリーズのゲスト出演や劇場用映画の端役からキャリアをスタート。以降、『60セカンズ』(00)、『戦争のはじめかた』(01)、『16歳の合衆国』(02)、『ミリオンダラー・ベイビー』(04)、 『ワールド・トレード・センター』『バベル』「ウォークアウト/勇気ある反乱」(06/TVM)、『ザ・シューター/極大射程』『大いなる陰謀』(07)、『グッド・ドクター 禁断のカルテ』(10)、『リンカーン弁護士』『ペントハウス』『ピザボーイ 史上最凶のご注文』『世界侵略:ロサンゼルス決戦』(11)、『L.A.ギャング ストーリー』(12) などが多くの話題作に出演。 1985年8月9日生まれ、メイン州ポートランド出身。『マイレージ、マイライフ』(09)でジョージ・クルーニー扮するリストラ宣告人の部下を好演し、アカデミー賞助演女優賞にノミネート。またナショナル・ボード・オブ・レビューでは最優秀助演女優賞に、MTVムービーアワードでは最優秀新人賞に輝いた。97年、ブロードウェイミュージカル“High Society”に出演し、12才という若さでトニー賞ミュージカル部門主演女優賞にノミネート。『キャンプ』(03)で映画デビューし、インディペンデント・スピリット・アワード新人賞候補に。08年、大ヒットとなった『トワイライト~初恋~』に出演。以降、『ニュームーン/トワイライト・サーガ』(09)、『エクリプス/トワイライト・サーガ』『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ 軍団』(10)、『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPart1』『50/50 フィフティ・フィフティ』(11)、『恋愛だけじゃダメかしら?』『パラノーマン ブライス・ホローの謎』(声優/12)など、順調にキャリアを重ねている。 1984年7月12日生まれ、フロリダ州マイアミ出身。キューバ系アメリカ人で、ジェニファー・ロペスのブランド「JLO」のイメージ・モデルを務めた。TVシリーズ「ファッション・ハウス」(06)でデビューし、以降「レガシー」(10/TVM)、「デトロイト 1-8-7」(10~11/TV)、「CSI:ニューヨーク」(12~13/TV)などに出演。劇場作品ではSFアクション『デス・レース』(08)でジェイソン・ステイサムの相手役として注目を集めた。新作はマーク・ウォールバーグ、ラッセル・クロウ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ共演の『Broken City』(13)。
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デヴィッド・エアー(監督/脚本/製作) ジョン・レシャー(製作) ナイジェル・シンクレア(製作) ロマン・ヴァシャノフ(撮影監督) ドディ・ドーン(編集) デヴィッド・サーディ(音楽) ハイメ・フィッツシモンズ(テクニカル・アドバイザー/リース署長)
デヴィッド・エアー(監督/脚本/製作) ジョン・レシャー(製作) ナイジェル・シンクレア(製作) ロマン・ヴァシャノフ(撮影監督) ドディ・ドーン(編集) デヴィッド・サーディ(音楽) ハイメ・フィッツシモンズ(テクニカル・アドバイザー/リース署長)
デヴィッド・エアー(監督/脚本/製作)1968年、イリノイ州出身。10代で本作の舞台となったL.A.の危険地帯サウス・セントラルに移住。18才で米海軍に入隊し、冷戦時代は原子力潜水艦内でソナー係を担当。名誉除隊後、潜水艦サスペンス・ドラマ『U‐571』(00)の共同脚本家としてデビュー。『ワイルド・スピード』(01)執筆の後、デンゼル・ワシントンがL.A.の悪徳警官を強烈に演じ、アカデミー賞主演男優賞を受賞した『トレーニング デイ』(01)の脚本・共同製作で大きな注目を集める。『ダーク・スティール』(02/未)、『S.W.A.T.』(03)を執筆後、自らのオリジナル脚本『バッドタイム』(05/未)で監督デビュー。以降、監督作に『フェイクシティ ある男のルール』(08)、アーノルド・シュワルツェネッガー主演『TEN』が2014年公開予定。現在ブラッド・ピット主演『Fury』の制作準備中。 ジョン・レシャー(製作) タレント・エージェントとしてキャリアをスタート。05年パラマウント・ヴァンテージ社を創立し、『不都合な真実』『バベル』(06)、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ノーカントリー』(07)といった作品に関わる。08年パラマウント映画の社長に任命され、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(08)、『スター・トレック』『マイレージ、マイライフ』『シャッター アイランド』(09)といった作品に従事。在職中、スタジオに49のアカデミー賞ノミネートをもたらし、最優秀作品賞1つを含む13の賞を受賞。09年制作会社ル・グリスビー・プロダクションを創立。本作以降、『Blood Ties』(13)、『Birdman』(14)、エアー監督/脚本の『Fury』(15)といった作品が控えている。 ナイジェル・シンクレア(製作) 89年、『もう一度殺して』などの総指揮を経て、96年にガイ・イーストとインターメディア・フィルムズを創立。以降『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』(98)、『エニグマ』『ウェディング・プランナー』(01)、『K-19』(製作) 『ボブ・ディランの頭のなか』『アダプテーション』(02)、『ターミネーター3』(03)などを製作総指揮。『ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム』(05)、『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』(07)を製作後、社名をエクスクルーシヴ・メディアに改名。『モールス』『ウェイバック-脱出6500km-』(製作/10)、『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』(製作)『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』(11)などを総指揮。 ロマン・ヴァシャノフ(撮影監督)1980年、モスクワ出身。これまでに300本以上のCMと3本の長編映画を撮影。本作でインディペンデント・スピリット・アワード2012の最優秀撮影賞にノミネート。他にロシアのアカデミー賞、ニカ賞で最優秀撮影賞ほか5部門を受賞した『The Hipsters』(08)。10年には、リドリー・スコット・アソシエーションとフィリップス・シネマの短編『The Gift』を撮影し、カンヌ・ライオンズ2010のフィルム・クラフト部門でグランプリを受賞した。 ドディ・ドーン(編集) 1955年、サンタモニカ出身。80年代は音響編集者として活躍。『アビス』(89)でゴールデンリール賞最優秀音響編集/音響効果賞を受賞。90年代から本篇編集者となり、『メメント』(00)の編集でアカデミー賞候補に。以降『インソムニア』(02)、『マッチスティック・メン』(03)、『キングダム・オブ・ヘブン』(05)、『プロヴァンスの贈りもの』(06)、『オーストラリア』(08)、『容疑者、ホアキン・フェニックス』(10)などを担当。 デヴィッド・サーディ(音楽) 1967年、ニューヨーク・ブルックリン出身。自身のバンド、バークマーケットの作曲・プロデュースの他、スレイヤー、ザ・ダンディ・ウォーホルズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、マリリン・マンソン、ジョニー・キャッシュ、オアシス、バンド・オブ・ホーセズ、スプーンなど、さまざまなアーティスト、バンドの楽曲制作に関わり、グラミー賞を3度受賞。映画音楽では『ゾンビランド』(09)、『ゴーストライダー2』(11)などを担当。 ハイメ・フィッツシモンズ(テクニカル・アドバイザー/リース署長) ロサンゼルス出身。1990年ロサンゼルス警察に配属。警察官、訓練担当警官、ギャング担当警官、麻薬囮捜査官、刑事、巡査部長と昇進を重ねながら、暴力犯罪や麻薬捜査の現場で働いてきた。現在はコロラド州の保安官オフィスで機動部隊を指揮している。また約23年の警察での経験を活かし、テクニカル・アドバイザーとしてエアー監督の『フェイクシティ ある男のルール』(08)と本作、そして新作『TEN』に協力している。
真の「警官映画」を目指して 臨場感を追及した撮影 サウスランドでのロケ テクニカル・アドバイザーの存在
真の「警官映画」を目指して 臨場感を追及した撮影 サウスランドでのロケ テクニカル・アドバイザーの存在
真の「警官映画」を目指して L.A.サウス・セントラル地区で育ったデヴィッド・エアーは、ギャングの暴力によって引き裂かれた隣人たちを間近に見てきた。そんな暴力の世界で10代を過ごしたエアーは、18歳で海軍に入隊し、その間の自分の経験を『トレーニング デイ』(01)の脚本としてまとめあげた。しかし、『エンド・オブ・ウォッチ』では、エアーはその時とは異なるアプローチを試みた。『トレーニング デイ』は悪徳警官、汚職警官のドラマだったが、今回の脚本は、実際のパトロール警官たちの毎日の現場でのエピソードの数々が中心となっている。過去のインタビューの中でエアーは、警官映画の中で最も面白い題材は汚職警官を描いた物語だと語っていた。だが今回、彼はその言葉を翻した。 警官が家に帰り、大切な相手と普通の人間関係を持つことは、日々の警察の仕事の危険性と表裏一体であり、「この男たちは破壊行為や殺戮を目の当たりにし、信じられないくらい破壊的な心理状態に直面したあとで、家に帰り、人間関係に労力を注がなくてはならない。そんなことを成功させられる人間に、僕は興味をそそられたんだ」とエアーは語る。「警官映画に期待するように教え込まれてきた要素は、『エンド・オブ・ウォッチ』にはないだろう。日々の現実。日々の退屈。人々が、そして警官が互いにどうつながりをもつのか。この映画はこれまで語られなかったリアルな世界に入り込んで描いているんだ」。 臨場感を追及した撮影 本作の撮影方法はドキュメンタリー的だ。エアーはどのシーンにおいても、観る者の感情にダイレクトに訴えかける映像を作り上げた。「まるでYouTubeを見ているみたいにしたかった。これは本物だと語りかけるようなものにね。この映画は多くの意味でYouTubeと『トレーニング デイ』が出会ったような映画なんだ」とエアーは話す。警官たちの人間関係、実生活が営まれるロケーション、広範囲に及ぶカメラアングルまで、本作の成功には信憑性が不可欠だった。観客を完全に引き込むために、カメラは現場を360度、あらゆる方向から撮影した。常に4台のカメラが回り、そのうちの2台はシーンのリアリズムを強調するために、ギレンホールとペーニャ自身に取り付けられた。 「観客は、テイラーとザヴァラと一緒に仕事をしているような感覚になるだろう。警察の仕事や、パートナーシップ、それに彼らの外での人間関係に一緒に乗り込んだ感覚になると思う」とテクニカル・アドバイザーのハイメ・フィッツシモンズは言う。「テクノロジーが警察の仕事を変えた。警官がビデオカメラやマイク、テープレコーダーを携帯するのは、今では本当に普通のことなんだ。それは、ギャングの世界でも同じだ。YouTubeを見るだけで分かる。ギャングのビデオがそこらじゅうに流れているからね」と、ハイメは語る。 サウスランドでのロケ 本作の撮影はニュートン警察署近辺でおこなわれた。そこは全米で最も重犯罪が多発する地域だ。ニュートン地区には約50のストリートギャング団が存在し、ブロックの真ん中にはフェンスが通され、何年も抗争を続けている2つのストリートギャングの境界線になっている。引き裂かれた歴史を持つこの地域の風景は、ロケ地であると同時に本作のキャラクターのひとつとなった。撮影は、ロス市警から多くの協力と忠告、助言を得ながら、ロケーションマネジャーが現場に付き、通常なら絶対にアクセス出来ないギャングたちの縄張り内で敢行した。「一触即発の状況だよ」と以前住んでいた近隣のことを思い出しながらエアーは語る。 「こんなところにやってくる撮影隊は多くないから、僕たちは物珍しい存在だった。あるブロックには快く迎えられるが、別のブロックではあまり歓迎されない。そこでは実際の銃撃事件もあったんだ」。撮影現場を見物に集まってくる“野次馬”の存在を除けば、幸いにも撮影隊はサウス・セントラルで大きなアクシデントにも遭遇しなかった。しかし、スクリーンに映し出されたエピソードの数々は、この地区で実際に起きた悲劇的な歴史を連想させるものである。 テクニカル・アドバイザーの存在 本作はロサンゼルス郡保安官事務所とロサンゼルスとイングルウッドにある警察署が全面アシストしている。そして、企画の初期段階から、ロス市警でパトロール警官として15年間勤続したハイメ・フィッツシモンズがテクニカル・アドバイザーとして参加し、署長役として出演も果たした。ハイメは毎日撮影に常駐し、警官を演じるキャストたちに実弾発砲訓練、パトカーへの同乗といった戦術訓練を施した。ギレンホールとペーニャもまた、ハイメとともに広範囲に及ぶ訓練を体験し、強いパートナーシップを築き上げていった。「監督は、ふたりの警官の生活全般に触れながら、ふたりのパートナーシップの重要性や、彼らの愛する人たちや家族はどういう意味があるのかということに、深く踏み込んでいる」とハイメは語る。 ギレンホールは技術的な側面同様、ハイメから感情的な面での助言も受けたと話す。「毎日、彼が人生で経験した状況を、恐ろしいことから素晴らしいことまで何もかも教えてもらった。そこから、なぜパートナーがパートナーになるのか、なぜ彼らは相棒であり続けるのか、なぜ相手に自分の命を任せられるのかを学んでいったんだ」。ハイメは、本作の正確さを受け入れがたい時もあったと話す。「描かれたエピソードの多くが私にとって個人的な思い出だ。そしてこの映画で描かれている典型的な1日は、我々にとっても典型的な1日だった。テイラーとザヴァラのキャラクターには私と相棒の関係が反映されている。映画にはそこから引き出されたことがたくさんあるんだ」。「ここに描かれているのは現実と同じ、制服警官たちの真の同志愛なんだ」と、ギレンホールも語る。
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