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J・A・バヨナ

監督:J・A・バヨナ

Director: Juan Antonio Bayona

 1975年、スペイン・バルセロナ生まれ。映画への情熱を抱きながら成長し、まずジャーナリストの仕事をしたのちに、カタルーニャ映画学校(ESCAC)で監督法を学んだ。ESCACを卒業後、コマーシャルやスペインの有名な音楽グループのビデオの演出を手がけ、クリエイターとしてのキャリアをスタートさせた。
 また『Mis Vacaciones』(99)、『El Hombre Esponja』(02)という2本の短編映画を監督。2004年に短編映画『7337』を製作したセルヒオ・G・サンチェスと出会い、自身の長編デビュー作となる『永遠のこどもたち』(07/ギレルモ・デル・トロ製作総指揮)の脚本を依頼した。2007年5月20日にカンヌ国際映画祭でプレミア上映され、観客から10分間に及ぶ拍手喝采を浴びたこの作品は、かつて孤児院だった古めかしい屋敷を舞台に、ある母親の息子捜しをスリリングかつ情感豊かに描いたミステリー・ホラー。同年10月11日にスペインで拡大公開されると、公開4日間、延べ350スクリーンで830万ドルの収益をあげる大ヒットを飛ばし、世界中で『パンズ・ラビリンス』(06)を超える成功を収めた。この作品は2008年度ヨーロッパ映画賞で作品賞、女優賞、撮影賞、音楽賞の4部門にノミネートされ、スペインのゴヤ賞で最優秀新人監督賞を受賞した。

脚本:セルヒオ・G・サンチェス

Screenplay: Sergio G. Sánchez

 1973年、スペイン・オヴィエド生まれ。ニューヨーク大学ティッシュ芸術校で映画とTVを学ぶ。5本の短編映画『Surprise』(96)、『Gone』(98)、『Mevoy de casa』(99)、『7337』(01)、『Temporada Baja』(03)の監督、製作、脚本を担当し、国際的な映画祭で200以上の賞を受賞した。またTVムービー「Las Manos del Pianista」(08)の監督も務めている。2007年にはJ・A・バヨナ監督と組み、初の劇場向け長編となったホラー映画『永遠のこどもたち』の脚本を担当し、世界的な高評価を受けた。「Las manos del pianista」『永遠のこどもたち』に続いて脚本を提供したホルヘ・トレグロサ監督のスリラー『Fin』(12)は、2012年のトロント国際映画祭でプレミア上映されている。現在は長編映画監督デビュー作の準備に取り組んでいる。

撮影:オスカル・ファウラ

Director of Photography: Óscar Faura

 キャリアの初期にはジャウマ・バラゲロ監督の『ネイムレス 無名恐怖』(99)、フアン・カルロス・フレスナディージョ監督の『10億分の1の男』(01)のカメラ助手を務めた。バラゲロ監督とはその後も共同作業を継続し、『ダークネス』(02)、『機械じかけの小児病棟』(05)などに第二班撮影監督として参加している。
 初めて撮影監督を務めた長編映画はJ・A・バヨナ監督の『永遠のこどもたち』(07)。この作品の陰影に富んだ映像美が絶賛され、2008年度ヨーロッパ映画賞の撮影賞にノミネートされた。その後は『最終爆笑計画』(09・未)、『ロスト・アイズ』(10)、『El cuerpo』(12)の撮影監督を務めている。また、本作でゴヤ賞の撮影賞候補に初めて名を連ねた。 pianista」『永遠のこどもたち』に続いて脚本を提供したホルヘ・トレグロサ監督のスリラー『Fin』(12)は、2012年のトロント国際映画祭でプレミア上映されている。現在は長編映画監督デビュー作の準備に取り組んでいる。

美術:エウヘニオ・カバレロ

Production Design: Eugenio Caballero

 メキシコ出身。1990年代半ばにアート・ディレクター、セット・デコレーターとして映画界でのキャリアをスタートさせ、初めてプロダクション・デザイナーとしてクレジットされたアレハンドロ・スプリンガル監督の『Santitos』(99)での仕事が高く評価された。そしてギレルモ・デル・トロ監督のダーク・ファンタジー『パンズ・ラビリンス』(06)の独創的な世界観の構築に大きく貢献し、アカデミー美術賞など数多くの賞に輝く。その後の主な作品は『バイオハザードⅢ』(07)、『ルド and クルシ』(08)、『リミッツ・オブ・コントロール』(09)、『ランナウェイズ』(10)など。本作では『パンズ・ラビリンス』以来となる2度目のゴヤ賞美術賞へのノミネートを果たした。

製作:ベレン・アティエンサ

Producer: Belén Atienza

 エンリケ・ロペス=ラビニュとともにアパッチ・エンターテイメントを創立。ふたりが別々に、あるいは共同で製作した作品のいくつかは、近年のスペイン映画界で最も重要な映画として多くの国際的称賛を浴びている。これまでに製作総指揮を務めた作品は、『パンズ・ラビリンス』(06)、『アラトリステ』(06)、『チェ 28歳の革命』(08)、『チェ 39歳 別れの手紙』(08)、『シャッター ラビリンス』(09・未)など。
 J・A・バヨナ監督の初長編映画『永遠のこどもたち』(07)には、ライン・プロデューサーとしてクレジットされている。最近ではフアン・カルロス・フレスナディージョ監督のサスペンス・ホラー『イントルーダーズ』(11・未)、ナチョ・ビガロンド監督のSFコメディ『エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日、恋に落ちる』(11・未)の製作を手がけた。

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